Sep 29, 2022

秋の夜長のアロマケア

秋が深まって夜が長くなると、なんとなく沈んだ気持ちになる、ものごとを前向きに考えられなくなる、毎年この時期になると、こんなココロの不調を感じる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。こういった悩みを抱えていらっしゃる方は「秋の夜長の過ごし方」を工夫して、長い夜を楽しんでしまいましょう♪

ポイントは、「五感」。
人間の基本とも言える五感を満たして心身を思い切りリラックスさせてあげましょう♪

今回は仕事に家事に育児にと、毎日フル回転の大人の女性にオススメの、アロマを使った素敵な夜長の過ごし方をご紹介していきます。

まずは、秋の夜長について

だんだん日が落ちる時間が早くなってきています。
この季節になると必ず耳にする言葉。自然に聞き流してはいますが、きちんとした意味や期間を知らない方も多いのでははないでしょうか。

秋の夜長とは、秋が深まるにつれて夜が長くなることを意味し、主に9月~10月を指します。
そして秋を過ぎ冬になると、12月21日ごろに一年を通して夜が最も長い日、「冬至」を迎えます。この暦からすると9月23日ごろ。秋の深まりを感じ始める秋分の日から冬至までの間くらいが【秋の夜長】と言える期間なのではないでしょうか。

秋の夜長の「なんとなく不調」とは

夏の暑さが和らぎ、だんだん過ごしやすいと感じる日が多くなる秋ですが、季節の変わり目特有の急な気温変化などによって、以下のような症状に悩まされる方が多くなる季節でもあります。
代表的なものをご紹介していきます。

●自律神経の乱れ
急な気温の変化に身体が順応できず、自律神経が乱れ、さまざま不調を感じやすくなります。症状として代表的なものは、めまい・気分の落ち込み・だるさ・血圧上昇・頭痛など。一見それほど、の症状と思っても、この些細な不調というものは大きなストレスになるものです。このストレスもまた、自律神経の乱れの元凶となります。

●身体の冷え
私たちのからだは、重要な臓器が集まるからだの中心部を、通常37度前後の一定の温度に保とうとしています。 まだまだ続く残暑。夏と同じ感覚で冷たいものを飲んだり薄着で過ごしたりしていると、身体は冷えていく一方です。こうして内臓の温度が下がってくると、人間のカラダは、カラダの中心部に血液を集め、体温を維持しようとします。そのため末端である手先や足先には血液が行き渡りにくくなり、温度が下がりやすくなって、冷えをさらに強く感じるようになるのです。

特に身体が冷えやすいといわれる女性。身体の冷えはさまざまな不調の原因につながりますので、気をつけましょう。

●気分の変化
先述した気温変化や冷えなどによって自律神経が乱れると、気分が落ち込みがちに。それに加えて、夏の終わりとともに日照時間が短くなって夜が長くなることで、とくに嫌なことはない、不満もない。でも何となく明るい気分にはなれない、と気持ちが内側に向かってしまうこともあるでしょう。

この気持ちの【なんとなく不調】解消法には、正解はありません。
散歩に行ったり、韓流を観たり、ペットと遊んだり、どれも正解でありオススメですが、ぜひ取り入れていただきたいのが精油を使用した「嗅覚」で心を癒すアロマです。

香りの効能

アロマの芳香成分は脳の大脳辺縁系、視床下部、下垂体へ伝達されます。この中の視床下部は、自律神経やホルモンのバランスを司っている非常に重要な器官。アロマの香りが視床下部に直接働きかけることで、自律神経のバランスを整えることができるのです。
自律神経のバランスが整えば、身体の緊張がほぐれて気持ちが落ち着き、心身共にリラックスすることができます。

そしてこの香りを感じとっているのは、『脳』。多くの神経を経由して大脳辺縁系に到達する視覚や触覚よりも、嗅覚器からの距離が短くダイレクトに脳と繋がっているため、香りの信号は五感の中でもいち早く大脳辺縁系に届きます。
塗るよりも、貼るよりも、一番早く効果を得られるもの。それが【香りのチカラ】なのです。

そしてこの秋の夜長に特化してオススメしたい香りは、オレンジスイート。
その効能やオススメのブレンドなど。ご紹介していきます。

日本人に馴染みのある香り、オレンジスイート。

オレンジ・スイートの精油は、オレンジの果皮から圧搾法で抽出したもので、親しみやすく、明るい香りが特徴。多くの日本人にとって、みかんは子どもの頃から親しんでいる身近な香り。皮を剥く時に弾ける、ぱっと華やぐような香りは、みなさんよくご存知なのではないでしょうか。

リラックス効果が高いことから安眠に有用で知られていますが、免疫昨日や消化促進など消化器系への働きなどもあり、冷えやむくみにも効果的な精油です。
ハッピーな香りとも称される明るい香り、オレンジスイート。
そのココロとカラダへの効能を見てみましょう。

●ココロへの効能
ストレスや不安の軽減・リラックスタイムのサポートに有効的。鎮静・弛緩作用によりイライラの緩和にも期待が。気持ちを明るく前向きに切り替えるためのサポートに◎。


オレンジスイート精油の主成分でもあるリモネンという芳香成分には脳のα波を増加させる働きがあり心理的緩和をもたらすと言われます。そのため、オレンジ精油は神経系統を落ち着かせ、睡眠の質を高めてくれる一日の終わりに使用することがオススメです。

●カラダへの効能
消化器系の不調に働きかけるのに最も良いとされる精油の一つです。オレンジオイルは昔から民間療法の中で胃腸のトラブルのケアに利用されてきました。主成分のリモネンには催眠効果の他に胃の健康・消化促進・整腸作用など胃腸機能をサポートする働きがあり、オレンジスイート精油の香りには、抗不安作用や弛緩作用があることから、特に神経性の胃腸トラブルの予防や緩和に期待ができます。消化器系の機能が改善されると、冷えやむくみ・免疫機能が改善されます。

●コロナにも嬉しい効果
リモネンには抗菌・抗ウイルス作用・免疫細胞の働きを正常に整え免疫力を高める働きを持つ効果があります。何より先ほどご紹介した消化器系を整える効果は、免疫力が左右される胃腸の健康にとても重要です。
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染予防として役立つ可能性が高く、芳香浴であればお子様にも使用できるやさしい精油であるため、ディフューザーで室内に拡散して使用するのがオススメ♪
※お子様のいるお部屋で使用する際には、使用量を半分にしてください。

オレンジスイートにオススメのブレンド精油

明るい気持ちにしてくれるオレンジスイート精油と、鎮静効果のあるラベンダー精油。この2つはとても相性の良い組み合わせです。
リフレッシュ効果やリラックス効果のあるオレンジスイートはちょっとお疲れモードの日に最適な精油。落ち込んだ気持ちを前向きに、背中を押してくれるような香りはストレスが溜まっている方に是非オススメ♪

また【ラベンダー精油のススメ】でもご紹介したラベンダー精油は、鎮静効果が特に高い精油。不安定な気持ちや緊張を抑えてくれる働きに優れているたます。この2つの精油をブレンドしたものをアロマディフューザーを使ってお部屋全体に行き渡らせたり、ハンカチ等に染み込ませ、おやすみ前にそっと枕元に置いたり。秋の夜長のお供に迎えてみてはいかがでしょうか☆

その精油は大丈夫?

いくらココロとカラダに効果的、といっても、精油が偽物では精油の効果を得ることはできません。

現在、市場に流通しているエッセンシャルオイルの中で、本物はたった1%とも言われています。それだけ街じゅうに偽物が溢れている、ということになります。
この中からしっかり本物のエッセンシャルオイルを選んで購入するには、どんな部分をチェックすればといのでしょうか。ポイントをご紹介いたします。

1.容器をチェック!
茶色や青色、緑色などの遮光性のガラス製の小瓶に入っているかどうか?
エッセンシャルオイルは紫外線によって品質が劣化しやすい性質があるため、必ず茶色青色、緑色などのガラス製の遮光瓶に入っています。透明のガラス製の容器やプラスチック容器に入っているものは要注意。特に、エッセンシャルオイルの原液はプラスチックを解かしてしまい、有害物質が混入してしまう恐れがあるため、本来使用できないはずなのです。
ですが最近では、エッセンシャルオイルの見た目そっくりな茶色のガラス瓶に入った合成のフレグランスオイルも増えているため、パッと見ただけでは見分けがつきにくくなっています。

2.ラベルをチェック!
ラベルやパッケージに以下のいずれかの表示があるかを確認しましょう。
本物のエッセンシャルオイルには、必ず容器のラベルやパッケージに学名・原産国・抽出部位・抽出方法・原産国の記載があります。
学名は世界共通の名称がイタリック文字で書かれています。

3.価格のチェック!
安い!はラッキーと思ってしまっていませんか?
精油の中には、非常に高額なものも存在します。
例えば、バラの花から抽出されるダマスクローズ精油は たった2mlで1万円以上もする高価な精油です。
この精油を1キロ抽出するために必要な花びらの量はなんと4トンとも使われています。それだけ希少なものですから、値段にも納得がいくはずです。
お花から採れる精油は、高価なことが多く、逆にオレンジやレモンなどの柑橘系から採れるオイルはわりとお安いものが多いです。それは、その精油が、どの植物のどこの部分から採れるのか。これによって価格帯がピンからキリまで変わってくるのです。
また同じ種類の精油でも価格が違う、ということもありますよね。この場合、極端に安いものは
『化学芳香剤』など、『そもそも精油ではない』ものか『エタノールなど何かで薄められている』
などなど。そもそも上記のものは精油ではないので、本当であれば価格の比較にもなりません。
精油の値段は品質に比例していることがほとんどです。精油の種類それぞれに様々なメーカー・価格帯の商品が発売されている中で、一番高い商品を買いましょう!と言っている訳ではありません。ですが、1番安いものをあえて選んで購入するのは避けることがオススメです。

精油を使用する際の注意点

先ほどは本物の精油を見分ける方法をご説明しいてきましたが、ここでは精油を扱う上での注意点をまとめていきます。

〈精油を使用する際〉
 ・原液を皮膚に直接につけない。ついたらすぐ石鹸で洗い流す
 ・飲用しない
 ・目に入れない
 ・火気に注意する
 ・医師による治療を受けている場合は、必ず当該医療機関に相談する。
 ・3歳未満の乳幼児には芳香浴以外は行わない。また3歳以上であっても使用量を半分以下にし、十分注意を払う。
 ・高齢者、既往歴のある方は半分以下の量を目安に。妊娠中は体調を考慮し、芳香浴以外のアロマテラピーを楽しむ場合は十分注意する。

〈精油の保管・保存について〉
 ・直射日光と湿気を避け、火気のない冷暗所に保管する
 ・子供やペットの手の届かないところに保管し、誤飲に注意する
 ・開封後1年以内を保存期間とし、柑橘系の精油は半年以下を目安にする。香りに異変を感じたら使用しない。

いかがでしたでしょうか。精油はとても繊細なものです。
その反面、少量でもお子様や高齢者、妊婦さんやペットなどには影響があるので注意が必要です。
しっかりとした効果を感じるためにも、品質管理と保管の管理素しっかり行いましょう。

AiBの精油

精油が本当のチカラを発揮できるのは、100%オーガニック品質の精油だけ。太陽をたっぷり浴びて育った自然の恵みだからこそ、奇跡ともいえる自然のパワーを実感できるのです。

冒頭でも伝えしましたが、精油の芳香成分は嗅覚を通じて直接脳神経へ作用を及ぼし、皮膚に使用すれば体内に吸収され、体内に入りこみます。だからこそ、安心で確かな品質の100%オーガニック製油をお使いいただきたい、これがAiBの願いです。

AiBの製油は全て、世界で最信頼される国際有機認定機関、【ECOCERT(エコサート)】の厳しい有機認定基準をクリアした【ABマーク】取得の100%無農薬製油。植物の力がそのまま凝縮された、世界最高峰と言える貴重な品質です。
ぜひ秋の夜長の一部にAiBのオレンジスイート精油を取り入れ、涼やかで爽やか、そして健やかな毎日のためにご活用されてみてはいかがでしょうか。

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