May 31, 2022

万能精油ラベンダーのススメ

前回のコラムでは、アロマオイル、アロマテラピーとは何なのか。またその言葉の発祥と、本物と偽物の見分け方など、精油の基本について触れてきました。
今回は発祥の元となった【ラベンダー精油】に焦点を当て、その素晴らしい効能をご紹介していきます。

最も身近な精油と言っても決して言い過ぎではない、あのフローラルで爽やかな香り、ランベンダー。知っているようで知らない、そんな紫色のお花について掘り下げていきます。

アロマテラピー発祥の植物、ラベンダー。

『アロマ』という言葉をこの世に生み出したのは、フランスの学者である、ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881~1950)。実験中の事故で火傷を負い、治療の過程で『ラベンダー精油』を使用し効果をあげたという体験から、精油の薬理作用に注目し研究を行い、アロマセラピーという造語を作ったと言われています。まさに『アロマテラピー』という言葉が生まれるキッカケとなった植物、それが【ラベンダー】。アロマテラピーを語るうえで欠かせない精油なのです。

ラベンダーは、アロマテラピーの中でNo.1!といっていいほど多くの国と人に親しまれ、活用されています。 ラベンダーの香りは花のように、フローラルな印象を持っていますが、実はシソ科の植物。精油の抽出部位は葉・花で、分類はハーブの一種になります。ハーブの香りの中で、もっともフローラル感があるのが、ラベンダーです。

ラベンダー製油の香り

ラベンダーは、『洗う』という意味のラテン語、『ラワーレ』が語源になっています。その名の通り、古代から傷の洗浄や沐浴時、肌の炎症を落ち着かせるクリーム等に使用されてきました。
疲れたり乱れたりしている私たちの心を洗い流し、落ち着きを静かに取り戻してくれるような、、清潔感を感じさせてくれる香り。 また一方で、土にしっかりと根をはって育ったハーブらしい土臭さ、力強さを感じさせる香りも併せ持っているのが特徴。発育が困難な土壌でも立派に育つ、生命力の強さがうかがえる、、それがラベンダー精油なのです。

誰しもが一度は嗅いだことがあり、嗅いだ瞬間に『あ!ラベンダーだ!』とわかる方も多いほど、精油としては身近な香りなのではないかと思います。
そんなポピュラーな香り、ラベンダーにもさまざまな種類があり、その中でも最高峰の品質と言われるのが、【angustifolia】という品種で、別名は【真性ラベンダー】。フランス・プロヴァンス地方の標高の高い場所で、野生に育ったものを言い、とても上品でフローラルな洗練された香りが特徴 です。

その他にも、レースラベンダーやフリンジドラベンダーなどの種類があり、産地も様々。北海道の富良野市が有名なように、日本で採れる国産ラベンダーももちろんあり、一言にラベンダーと言っても、それぞれに豊かな個性があります。品種による違いを見つけ、用途に分けて使用してみるのも面白いかもしれません。

ラベンダー製油の効能

眠りのためのアロマ、という印象が強いラベンダーですが、ほかにも様々な効果・効能が期待できる、まさに【万能オイル】。
ここでは、ラベンダー精油の素晴らしい効能をご紹介していきます。

▶︎火傷・切り傷
ルネ・モーリス・ガットフォセが実験中に負った火傷をラベンダー精油で治癒したことから、【アロマテラピー】という言葉が生まれました。ですからこの効能はまさに、ラベンダー精油最古にしてお墨付きの効能。

一般的に「アロマオイルは直接傷口には塗らないほうが良い」とされていますが、ラベンダーオイル(精油)においては皮膚への刺激が弱いため、直接塗っても問題ないとされています。
ちょっとした切り傷など、本当によく効きます。

▶︎殺菌・抗菌・抗ウイルス作用
ラベンダーには優れた殺菌・抗菌作用があるため、大衆浴場文化が盛んだった古代ローマでは、入浴剤として既に重宝されていたようです。不特定多数の人が汗を流す大衆浴場は、決して衛生的とは言えません。ラベンダーの殺菌・抗菌作用が、人々の衛生を守っていたのですね。

また近年大注目の【抗ウイルス作用】も持ち合わせています。
虫除け効果も大◎香りもよく、お手製の虫除けミストのレシピは手軽さとコスパのよさも相まって、大変人気があります。

▶︎鎮痛・鎮静
ラベンダーの香りは頭痛、生理痛、筋肉痛、神経痛、腹痛などの痛みを和らげてくれる効果があるといわれています。
香り成分の「酢酸リナリル」が精神を安定させ、痛みの鎮痛効果や傷の鎮静効果となるためです。

度重なる頭痛や生理痛の際に『毎回、薬に頼るのはちょっと・・』と感じている方は、ぜひラベンダーの香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。

▶︎肌荒れ・吹き出物
ラベンダーのもつ【抗炎症作用】と【抗菌作用】はニキビや肌の炎症・かゆみ・さらには出来てしまったニキビ跡にも効果を発揮します。
またpHバランスを整え、お肌を守るバリア機能を高めてくれる効果も高く、外的刺激によって肌荒れしやすいタイプの敏感肌の方にもピッタリ。トラブルのない健やかなお肌へと近づける効果が期待できます。

▶︎安眠・リラックス効果・抗不安作用
ストレスが溜まっている時や精神的に憂鬱だったり不安定な特は、活動的な日中には働く交換神経が、就寝前になっても優位になってしまいがち。これでは心や体がずっと緊張している状態。休まりませんよね。

ラベンダーの香りには、リラックスと安眠には欠かせない副交感神経を優位にしてくれる効果があり、体と心の緊張を和らげ、楽にします。さらに脳波に対しては、リラックスした状態で出る【α波】を増加させる働きも。

またラベンダーの香りを用いた睡眠導入は、香りなしの睡眠よりも睡眠全体に占める深い眠りの時間が長く、覚醒時間が短くなるという実験結果もあるほど。
このように、ラベンダーの香りが自律神経と心を安定させ、穏やかな状態に導いてくれます。


様々な用途で使い勝手のいい爽やかな香りは、アロマセラピーを始めるときにまず!最初に揃えたい精油です。

心と体に直接働きかけるものだからこそ【本物】の精油を

さまざまな効能のあるラベンダー精油ですが、ここでは【リラックス効果】【安眠効果】に焦点を当て、本物のもつ本物の効能についてご紹介していきます。

優れたリラックス効果・安眠効果は、『ラベンダーの香りを嗅いだら得られるもの』ではありません。精油に含まれる【リナリル】【リナロール】【テルピネン-4-オール】などの芳香成分が『体内に入り込むこと』ではじめて発揮されます。
そのため、不眠に効果的!と謳っている商品でも、ラベンダーの香りがするだけの合成香料などでは、不眠を解消することはできません。

またラベンダーは種類によって成分の割合が変わってきます。良質な睡眠を生み出す安眠効果があるのは、【酢酸リナリル】という芳香成分が【36%以上】含まれている精油だけ。そしてこれは【真正ラベンダー】にしか含まれておらず、同じラベンダーで香りは似ていても、成分が違ってしまえば本当に欲しい効果を得ることはできないのです。

酢酸リナリルを37.7%含有。

AiBの取扱うフィトフランスハーブ研究所の真正ラベンダーは、酢酸リナリルを【37.7%含有】し高い鎮静効果を発揮する真正ラベンダー精油。

そしてアロマテラピーが本当のチカラを発揮できるのは、100%オーガニック品質の精油だけ。太陽をたっぷり浴びて育った自然の恵みだからこそ、奇跡ともいえる自然のパワーを実感できるのです。

精油の芳香成分は、嗅覚を通じて直接脳神経へ作用を及ぼし、皮膚に使用すれば体内に吸収され、体内に入りこみます。だからこそ、安心で確かな品質の100%オーガニック製油をお使いいただきたい、これがAiBの願いです。

AiBの製油は全て、世界で最信頼される国際有機認定機関、【ECOCERT(エコサート)】の厳しい有機認定基準をクリアした【ABマーク】取得の100%無農薬製油。植物の力がぞのまま凝縮された、世界最高峰と言える貴重な品質です。

ぜひ生活の一部にAiBのラベンダー製油を取り入れ、涼やかで爽やか、そして健やかな毎日のためにご活用されてみてはいかがでしょうか。

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