Nov 30, 2022

オイルクレンジングは冬には不向き?

本格的な乾燥のシーズンに突入してきました。
暖房の使用による室内の乾燥はもちろんのこと、外気も乾燥を感じるようになってきましたね。

この時期のスキンケアは、とにかく、保湿。
それはもう皆さん、十分お分かりかと思います。

ですがその大切な保湿を行う前に必ずすること。
そう、洗顔です!
今回は特に冬にオススメな【オイルクレンジング】についてご説明していきます。

オイルクレンジングとは?

「オイルクレンジング」と検索すると、ポジティブな意見とネガティブな意見が半々ぐらいで出てきます。オイルクレンジングというと「肌に負担がかかる」「乾燥する」というイメージがあり、敬遠される方が多いのも事実。

この原因は、クレンジング料に含まれる【界面活性剤】にあります。

濃いめのメイクもササっと落とせるオイルクレンジングは、その洗浄力の高さから洗い残しがなく、メイクや日々の汚れが肌に蓄積されるのを防ぐというポジティブな面もあります。と同時に、その洗浄力の強さ故に肌への負担が大きすぎる、といった面も。負担が大きくなれば当然、無防備になった肌は乾燥してしまいます。

オイルといえば、むしろベタベタするんじゃないの?という心配をしそうなぐらいなのに、乾燥の心配をしなければならないなんて、ちょっと意外ですよね。でもこれは、オイルクレンジング剤の全てに当てはまるわけではないのです。

オイルクレンジングで肌が乾燥?

オイルクレンジングの洗浄力の高さは、数あるクレンジング料の種類の中で、トップクラスと言えます。

その理由は2つ。1つめは、 洗浄力の高い洗浄剤を配合できること。
2つめは、オイルベースだから「油溶性」の汚れをしっかりキャッチできる

お肌に付着する「汚れ」は、汗やほこりなどの「水溶性」の汚れと、ファンデーションや口紅、マスカラなどの「油溶性」の汚れの2種類に分かれます。ベースメイクを含むメイク用品は、水溶性成分の配合量より油溶性成分の配合量が圧倒的に多いのが一般的。
油溶性のものは同じ油溶性でしか巻き込み落とすことはできません。オイルクレンジングの油分は、油溶性の汚れをしっかりキャッチし落としていくことができます。これが、オイルクレンジングの洗浄力が高い理由です。

そもそもクレンジング料は「落とす」ことが目的なのに、なぜ洗浄力が高いことが問題となるのでしょうか?そして、なぜ肌によくない、乾燥を引き起こす、などといわれるのでしょうか?

その理由は、肌の性質が水と油のどちら寄りか、ということに関係しています。肌はどちらかというと「油寄り」です。皮膚の油、すなわち皮脂は、オイルクレンジングの油となじみます。このため、お肌に必要なうるおい成分である皮脂を取り過ぎてしまう可能性もある、ということなのです。しっかりとメイク料を落としてくれる反面、肌のうるおい成分まで巻き込み奪ってしまう懸念があるのです。

せっかく使ってみようと思っていたけど、なんだかデメリットばかりだなあ。ここまでのお話だとそう思ってしまいますよね。
オイルクレンジングと一言で言っても、種類があります。ご自身に合ったアイテムを選び、正しい使い方をマスターすれば、オイルクレンジングはとても素晴らしく、あなたのお肌の味方となってくれるはずです。

ではどんな種類のオイルクレンジング がオススメなのでしょうか。

肌に負担をかけない自然の力

先ほどご紹介した、オイルクレンジングの優秀すぎる洗浄力によるデメリット、【必要な皮脂まで落としすぎてしまう問題】。
この問題の鍵を握るのが、オイルクレンジング料のメイン成分であるオイルの種類なのです。

クレンジングオイルのベースオイルは、鉱物油と植物由来オイルに分かれます。市販の安いクレンジングオイルによく使われる「ミネラルオイル」は鉱物油です。油性であるメイクになじみやすい反面、肌を守るための皮脂まで吸着し洗い流してしまう、というデメリットをお話ししましたが、これが起きてしまうオイルの種類が石油から合成されるミネラルオイル。

このミネラルオイルは油溶性が非常に高いことからお湯で流れにくく、その結果、石油系界面活性剤を多量に配合することになります。石油系界面活性剤そのものが増えることで、さらに肌に必要な皮脂や水分を余計に落としてしまうのです。
比べて植物系やアミノ酸系の界面活性剤は、洗浄力がマイルド。汚れはしっかり落としてくれるのに、必要な皮脂を落としすぎる心配がありません。そのうえ、肌に残っていても刺激が低く、肌荒れも起こしにくいという、植物のチカラって素晴らしいですね。

クレンジング料のベースが植物性のものをチョイスすると、この時期は特に、ツッパリ知らずのとてもソフトな洗い上がりを実感していただけます。

界面活性剤のお話

界面活性剤がなぜオイルクレンジング料に配合されるかと言うと、決して混じり合うことのない水分と油分の界面(表面)を馴染ませるためのつなぎ役として、必要不可欠な成分だから。

人の皮膚は、汗(水)と皮脂(油)によって、天然のクリームと呼ばれる皮脂膜をつくり、外から有害なものが入ってこないように肌を守っています。これはお肌のバリア機能とも言われます。

界面活性剤の「混ざり合わないものの界面(表面)を変質させる」という性質は、肌の天然クリームである皮脂膜の性質も変えてしまいます。
 
そのため、肌の上に界面活性剤をのせた状態が長時間つづくと、皮膚膜がどんどん薄くなり肌が弱くなってしまう、と言うメカニズムなのです。

ですが界面活性剤と一言で言っても、食べられるものもあり、マヨネーズの原材料である「卵」も界面活性剤の一部。

界面活性剤には、大きく分けて3種類。
・石油系
・植物系
・アミノ酸系
があります。

一般的にクレンジング料に配合されている「界面活性剤」とは、「合成界面活性剤」のことを指していることがほとんど。
この「合成界面活性剤」とは、石油などを原料に作られた【石油系合成界面活性剤】のことを指しています。

卵などの天然由来の界面活性剤と比べ、石油由来の合成界面活性剤の方が肌に残りやすいため、肌への負担が大きいとされています。

お肌が弱い人や乾燥が気になる方は特に
【石油系界面活性剤フリー】
【植物系界面活性剤使用】
などと表記されたクレンジングオイルをチョイスしてみましょう。

オススメは植物系オイルベースのAPRIA CLEANSING OIL。

通常クレンジングオイルの多くは、ベビーオイルなどのミネラルオイルという鉱物系・石油系オイルにオリーブオイルを加えたものです。

アプリアクレンジングオイルのベースとなるオイルは、アプリコットオイルと、植物性スクワラン。アプリコットオイルは、AiBのロングセラー商品「APRIAGEオイルS」の主成分である南フランス・ローヌ地方のアプリコット原種。抽出方法も、アプリコット本来の美容効果を損ねないよう低温圧搾・さらにはそのなかでもごくわずかしか採れないエキストラバージンオイルにこだわりました。植物性スクワランは、 オリーブの中に1%以下しか含まれていない大変貴重なものです。

さらに、合成香料を一切使用せず、アロマテラピー効果に優れたオーガニックカモミール精油をプラス。
大変厳しい基準をクリアしたフランス農務省が認めるオーガニックの証「ABマーク」を取得した、安心・安全の精油を配合。抗炎症作用・保湿作用・肌荒れ改善に優れたカモミール精油がニキビや皮膚炎症からしっかりガード。
またその効能はお肌だけでなく、心にも。ヨーロッパでは古くから【女性の精油】と呼ばれ、青リンゴのようなマイルドでフルーティーな香りは緊張や不安を解きほぐし、不安定な心を和ませ、リラックスさせてくれる効果があります。

肌に軽く馴染ませるだけでしっかりメイクや毛穴の奥の汚れまで、すばやく浮き上がらせて落とせるのに、お肌にはとってもやさしい洗い上がりなのは、鉱物系・石油系合成界面活性剤・合成香料は一切使用していないから。

植物成分由来で肌負担ゼロ。
しっかりとした洗浄成分を持ち合わせながら、アトピー肌などでお悩みの敏感肌の方にも安心してご使用いただける、植物系オイルのアロマクレンジング 。
美肌づくりのベースは、洗顔から始まります。

AiBのこだわりが詰まったアプリアクレンジングオイルで、本格的な乾燥のシーズンを迎える肌準備を始めていきましょう♪