Mar 30, 2021
お肌の老化現象、と聞いて思い浮かべる症状はなんでしょうか。
シミ・シワ・イボ・たるみ…一般的にはこのような症状を思い浮かべますよね。
これらの症状、年を重ねれば誰でもなってしまう、防ぎようのない事だと諦めていませんか?たしかに加齢による抗えない自然老化もありますが、実はその割合は20%程度。残りの80%は太陽光線の影響によるものと言われています。太陽光線、すなわち紫外線によってシミ・シワ・たるみなどの「老化サイン」が出てくることを「光老化」といいます。
この「光老化」という言葉。
読んで字の如く、光(紫外線)をコントロールする事で予防が可能。すでに進んでしまった光老化も、これからの紫外線を防御する事で多少なりとも元に戻せる可能性もあります。
紫外線は春・夏のイメージが強く、その期間だけ予防すれば良いとお考えの方が多いと思いますが、それは大きな誤解。実際に春を迎えるこの季節は、紫外線量が増える季節ではありますが、実は紫外線は一年中降り注いでいるのです。
紫外線にも種類があります。それではどんな紫外線に、どんなケアが適切なのでしょうか。
紫外線は2種類!3分で侵入してくるタイプも!
紫外線は波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられます。UVCはオゾン層に吸収されるため、地表には届きません。私たちの肌に悪影響をもたらすのは、UV-AとUV-Bの2種類です。
UV-Aは地表に届く全紫外線の約95%を占め、波長が長く、わずか3分で真皮層の奥にまで到達する高い浸透力が特徴の紫外線。エネルギー自体は弱いものの、照射量が多く雲や家の中・車の窓ガラスも透過してお肌に到達するため、与える影響はかなり深刻。ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞に損傷を与え、肌はゆっくりと黒くなり、やがてシミ・シワが出現。たるみも引き起こしてしまいます。
UV-Aを長時間浴びていても、赤みや炎症は起きにくいため気づかない事が多のもこの紫外線のこわいところ。
UV-Aは「生活紫外線」とも呼ばれ、日常生活を送るうえで「うっかり日焼け」を蓄積させないよう、日頃から対策が必要です。
一方でUV-Bは全紫外線の5%を占め、波長が短く、主にお肌の表面で吸収されるのが特徴の紫外線。真皮層に到達する浸透力はありませんが、UV-Aよりエネルギーが強く、表皮にさまざまなダメージをもたらします。一般的に思い浮かぶ日焼けのイメージ、ヤケドしたような赤い炎症のサンバーンはこちらのUV-Bが原因。さらにそこからメラニン色素が沈着して肌を黒くするサンタン、シミやソバカスの原因ともなります。
「日焼け=夏の屋外」紫外線は夏場だけ、屋外だけだと思っていませんか?
たしかに紫外線量にピークは春から夏にかけてですが、冬にゼロになるわけでもなく、真冬でも夏の半分程度にしか減りません。一年中油断ができない状態、ということです。
また、紫外線量は晴れの日だけが多いわけでもなく、曇りの日でも晴れの日の6割強、雨の日でも2割弱の紫外線が地表に届いています。上から降り注ぐだけでなく、壁や地面に当たって反射までしています。
真冬にスキー場でゴーグル焼けしてしまうのがまさに反射による紫外線焼けの分かりやすい一例。冬の寒空の下、お天気の悪い山の中でも焼けてしまうのです。
加えて時間帯も朝は7時から増え始め、正午前後にピークを迎えます。そこから徐々に減ってはいきますが、夕方になってもゼロにはならず、日が暮れても残っています。
このように季節も時間も天候にも関係なく、私たちは思っている以上に四六時中、紫外線リスクにさらされているのです。
また2種の紫外線のうち、UV-Aは地表に降り注ぐ紫外線の9割を占めているだけでなく、波長が長くお肌の奥深くに与えるダメージが深刻。窓ガラスも透過しお肌に到達してしまうため、屋内にいるからと言って安心はできません。
朝の通勤時、お天気で気持ちの良い日は窓際の席に座りたくなってしまいますよね。春先のテラスでのランチは、とても優雅な気分にさせてくれます。毎日のベランダでの洗濯物、日の差し込む明るいリビングも、紫外線リスクが…。一日に浴びる量は少なくても、毎日の小さなダメージが蓄積され、気づいたときにはシワがたるみが濃く深くなっていた…なんてことになりかねません。
家の中でもお肌をしかっり守るため、日常的に紫外線対策をしていくために、どのようなUVカット商品を選べば良いのでしょうか。その基準や成分をご紹介していきます。
たくさんある日焼け止め。何を基準に選べばいいの?
ドラックストアにズラリと並ぶ、日焼け止めクリーム。
「SPF」数値が高いものが効果が高い、ということだけは、なんとなくお分かりの方が多いのではないのでしょうか。でもこの「SPF」が、何に対して効果があることを数値で表しているのかはご存知でしょうか?
答えは赤みや炎症を起こし、黒化しやすくなる「UV-B」に対する防止効果の指数。1~50までの数値は、何も塗らない場合に比べUV-Bによる炎症をどのぐらい長い時間防止できるかを表示。50以上の場合は「50+」と示され、数値が大きいほどUV-Bに対する防御効果が高いということになります。
このSPFのほかによく見かけるのが「PA」。
PAは一時的な黒化を引き起こし、長時間かけてはお肌の弾力を失わせる「UV-A」に対する防止効果の指数。4段階の「+」で表され、「+」の数が増えるにつれUV-Aに対する防御効果が高い、ということになります。
そして意外に知られていないのが「ノンケミカル処方」の大切さ。
ノンケミカルと聞くと化学成分を含まない、天然成分100%のナチュラル商品、といった風に思ってしまいそうですが、日焼け止めに限ってはそうではないのです。日焼け止めには、化学的に合成された「紫外線吸収剤」を使用していないという意味で使われ、
・紫外線吸収剤が入っているもの →ケミカル
・紫外線吸収剤が入っていないもの→ノンケミカル
と呼びます。紫外線吸収剤が使用していないものには「紫外線錯乱剤」が使用されています。紫外線を吸収せす肌表面で散乱させることからお肌への刺激は少なく、敏感肌の方やお子様にとってもオススメです♪
「色んな数値や成分のクリームが売っているけど、とりあえずSPFもPAも数値が高いものを選べば安心なのでは?」そう思いますよね。ですが、SPF数値が高いものは基本的に「紫外線吸収剤」が使われているので注意が必要です。乾燥肌や敏感肌の方がSPFの数値だけで商品を選ぶとお肌に余計な負担がかかり、肌トラブルを引き起こす原因となってしまいます。先述した通り、肌老化の大きな原因となるのは「UV-A」、つまりPA値がとても重要なのです。
ただし、適切な数値のクリームを準備できたとしても、塗り方がまばらだと効果は半減。
そこで正しい日焼け止めクリームの塗り方をご紹介します。
正しい塗り方とやってはいけない塗り方。
まずは正しい塗り方のご紹介。
①1円玉硬貨を目安に両ほほ・額・鼻・あごの5ヶ所におきます。
②ほほや額などの広い部分からはじめ、顔の中心から外側に向かって顔のすみずみまでまんべんなく馴染ませます。
③目元は目頭から目尻に向かってやさしく馴染ませます。
④最後にもう一度適量をとり、重ね付けします。
上記はお顔への塗り方の一例ですが、このほか髪や頭皮・手・首・デコルテ・唇
なども紫外線にさらされやすい部位です。特に首はシワが入りやすいゾーン。首前に塗るときは上を、首後に塗る時は下を向き、皮膚をのばしながら馴染ませていきましょう。
塗るタイミングは、外出予定の15~20分前がベスト。少し時間をおいた方が肌への定着率が高まります。
続いてNGな日焼け止めクリームの塗り方をご紹介します。
●保湿ケアせずに塗る
お肌が乾燥してていると潤いのバランスが崩れて皮脂の分泌が過剰になることが。そのため保湿ケアを十分にせず塗ると皮脂崩れの原因に。
●手の平ですり合わせてからのばす
日焼け止めはまず顔の5ヶ所(両ほほ・額・鼻・あご)に置いてから全体的に馴染ませると、ムラなく均一に塗ることができます。手のひらで擦り合わせたクリームを塗ろうとすると全体に行き届かず、塗り忘れや塗りムラがおこってしまいます。
●使用量を減らす
ベタつくから、もったいないから、と使用量を減らすと、十分な紫外線防御効果が得られません。
●外出の直前に塗る
紫外線、特にUVAは窓ガラスを透過するため、家にいても油断は禁物。洗濯物を干したり、ゴミを出したりと言った生活に欠かせない行動の際に浴びてしまった蓄積が、後にお肌にダメージを与えます。また先述させていただきましたが、15~20分ほど時間をおいた方が、定着率がアップし日焼け止め本来の力を発揮することができます。外出の直前に塗るのではなく、朝のスキンケアにプラスし日常化していきましょう。
どんなに正しく塗っても、汗や皮脂・タオルやハンカチによる摩擦でその効果は少しづつ落ちていくもの。紫外線から徹底的にお肌を守りたいなら、2時間おきにこまめに塗り直し、紫外線防御効果をしっかり持続させましょう。
UV対策は365日が鉄則!だから肌に良いものを選んで
シミ・シワ・たるみといった肌ダメージは見た目年齢に直結するため、UV-Aダメージには特に気をつけたいところです。大切なのは期間限定ではなく、日常的に対策を行うこと。知らぬ間に紫外線ダメージを蓄積させてしまわないように、『朝のスキンケアの最後はUVクリームで〆る』をルーティーンにすることをオススメします。
皮膚ガンの80%も日光に当たる部位に発症します。
美容のためだけでなく、ご自身の健康のためにもUVケアを毎日のスキンケアに取り入れましょう。
AiBがおすすめする「 UVプロテクト」は、毎日使うのにピッタリの日焼け止めクリーム。
SPF32・PAは最高値の「++++」なので、肌老化の原因となるUV-Aを最大限防御します。さらに、4種の植物美容成分を配合。紫外線からお肌を守りながら、保湿・美白・ひきしめと言った美肌効果も叶います♪
もちろん敏感肌の方にも安心してお使いいただけるノンケミカル処方。ウォーターベースでつけ心地は軽く、洗顔石鹸で簡単にオフすることができるのでクレンジングの必要なし!マスク生活でファンデーションを塗らなくなった方でも、日焼け止めを使うとクレンジングをしなければいけないという面倒からも解放されます!
さらに嬉しい高密着処方でお肌にピタっと密着。上からファンデーションを重ねる場合はキレイにのび、ムラのない美しい仕上がりに♪毎日のケア、普段使いにぴったりです。
素肌でいるより潤いに満ち、お肌にやさしい日焼け止めを、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。