May 20, 2021

今お使いのクレンジングは、安全ですか?

だんだん日差しが強い日が続くようになってきました。

一年を通しては日焼け止めを塗らない方でも、そろそろ塗り始めようかな、と準備し始めている方もいらっしゃると思います。お肌をお守るためにしっかり塗り込んだ日焼け止めは、通常の洗顔で落とすことは難しいと言われています。そしてこの時期は外に出れば汗もかき、汗をかけば日焼け止めやお化粧の成分も変化し、それが気温で開いた毛穴に深く入り込んでしまったりとクレンジングの回数が増えてくる季節でもあります。

お肌のために大切なクレンジングも、回数が増えればそれだけお肌の負担が増えていきます。クレンジング剤を使用しなくても、ただのお湯洗いでもシャワーの回数が増えれば乾燥の原因に。汗や皮脂でベトベトで、ついついサッパリタイプのクレンジング商品を選んでしまいがち。ですが、どんなにお顔がドロドロだと感じても、洗い方を間違えると乾燥を引き起こしてしまいます。そしてその乾燥を補うために過剰に皮脂が分泌され、さらなるベタベタ・ドロドロの負のループへと突入、インナードライ肌の原因に。

今回はオススメのクレンジングの成分・方法と、ふだん普通に手に取り使用している商品の意外に知らない落とし穴についてご紹介していきます。

あなたの愛用品はどのタイプ?

クレンジングの代表と言えば

●オイル
●リキッド
●ジェル
●クリーム
●ミルク
●シート

がありますが、どのタイプをご使用でしょうか?
人それぞれに好みもありますし、長年ご愛用されているものがあったりするかと思います。または値段や口コミ、パッケージが可愛いから・・となんとなくのフィーリングでクレンジングを選んでしまっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はAiBもオススメし、近年幅広い年齢層に注目・浸透している「オイルクレンジング」に絞ってメリット・デメリット・危険性についてご紹介させていただきます。

オイルクレンジングがオススメな理由

まずオイルクレンジングの仕組みからご紹介します。
オイルクレンジングとはその名の通り、オイルタイプのメイク落とし剤。なめらかなオイル特有のすべりの良さ、使い心地の良さから支持している人も多く、ポピュラーなクレンジングの一つとして広く支持されるようになってきました。
メイクだけでなく、皮脂が酸化して油汚れになってしまったものや、大気中の汚染物質まで落とすことができる、とても心強いオイルクレンジング。落ちにくいポイントメイクを落とすのにも向いています。またベタつきやすく、化粧崩れの原因となる皮脂の分泌量が多いTゾーンにぴったりです。
汚れや皮脂をよく落としてくれる理由は、汚れを浮き上がらせる性質である「界面活性剤」が多く含まれているから。この浮き上がった汚れを水やぬるま湯で洗い流すのがオイルクレンジングの仕組みです。

つづいてメリット。
そもそも油汚れは水では落ちにくく、オイルに溶ける性質があります。油よごれは油で落とす、これが正解です。石けんやジェルといった水溶性のものよりも、オイルのほうが効果的に油汚れを落とせるという利点があります。
オイルタイプのクレンジング剤は指すべりがとてもよく、アイメイクや口紅など油性のポイントメイクも油で溶かして浮き上がらせるので、肌に必要以上の摩擦を起こすことなくメイクを落とすことができます。使用後の感触はさっぱり、なめらか。常にしっかりメイク派の人はもちろん、皮脂汚れや古い角質・毛穴の汚れが気になるという方にもピッタリのクレンジング法です。

ノーメイクの時も、普段使いの洗顔としてオイルクレンジングを常用していたら小鼻の角栓がにゅるっと取れた!と言うお声をよく耳にします。ひと昔前に一斉を風靡した、鼻の毛穴をスッキリさせるパック。あれは本当に衝撃的で、シートに取れたものすごい数の角栓を、しばらくずっと眺めてしまった・・という経験をお持ちの方も多いはず。ピンセットで時間を忘れて毛抜きで抜き取るのが好きな方もいらっしゃいますね。でもどちらも毛穴を広げてしまい、美肌とは真逆の方向へ行ってしまう方法です。
なかなかお肌に優しく除去することが難しい角栓問題。これがにゅるっと浮かび上がってくると言うのは、油の汚れは油がで落とすオイルクレンジングの最大のメリットかもしれません。

またクレンジングオイルのなかには濡れた手でも使えるタイプやお風呂場で使えるタイプ、ダブル洗顔が不要なタイプもあり、その種類や価格帯も幅広く様々。総合的な使い勝手のよさからも多くの支持が集まっています。

そのオイルは石油を塗っているのと変わらないかもしれません。

そして、こわーいデメリットについて。
先ほどご紹介したようにバッチリメイクもポイントメイクもよく落ち、とっても便利なオイルクレンジングですが、「よく落ちる=皮脂が多く奪われる」ということ。肌に必要な皮脂や天然保湿成分までも奪い取ってしまい、肌がカサカサに乾燥してしまうおそれがあります。乾燥肌さんや乾燥による小じわを作りたくない方は避けた方が◎。なめらかな感触も滑りやすく、ついつい洗っているうちに指先に力をいれてしまいがち。強くマッサージしたり、ゴシゴシとこすったりしていると、肌を傷つけてしまう場合があります。

一般的に「オイルクレンジング」としてドラッグストア等で安価で販売されている商品の多くは石油由来の「石油系オイル」を原料に作られています。この石油系オイルとは、原油を石油に精製する際に不要になった油分を更に精製してつくられた鉱物油、それが「ミネラルオイル」です。

このミネラルオイルは肌に浸透しません。お肌の外側は一見潤ったように感じますが、肌内部に対して保湿力がないのです。肌を覆ってしまうので肌呼吸を妨げたり、逆に皮膚内部の水分を減らしてしまうリスクがあるため、乾燥肌の方は注意が必要となります。

化学的な分類でいうと、人の皮膚というのは油の仲間、「油性物質」です。
油汚れは油で落とす、とご説明させていただいたとおり、油と油はお友達。お友達と言うより四六時中一緒ににいるカップルと言った方があっているかもしれません。

こう言った性質から、ミネラルオイルの油性成分は油性物質である皮膚に対して高い吸着性を持ちます。そしてその油としての性質が強いほど、皮膚への吸着性は高くなるのです。
「吸着性が強い=落ちにくい性質」ということ。ミネラルオイルベースのクレンジング剤で洗顔した後に、さらに石けん洗顔をするなど念入りな洗顔を行う必要があります。
こうやって強力な洗剤で念入りな洗顔をを行う結果、お肌に本来必要な皮脂や水分も奪ってしまうと同時に表面には油性成分が残り、毛穴を塞いでしまうリスクがあるということになります。毛穴が目立つ原因や、ニキビの原因を人工的に作ってしまう原因となるため、もともと肌トラブルがある場合はさらに注意が必要です。

先ほど仕組みのご説明で登場した「界面活性剤」もミルクやジェルタイプのクレンジングと比べオイルクレンジングには多く含まれている傾向があります。この「界面活性剤」は「合成界面活性剤」のことを指していることがほとんどです。
この合成活性界面剤は水と油を混ぜ合わせるために必要不可欠な成分。メイクとオイルをなじませ、水で洗い流すために絶対的な存在であると同時にお肌の負担ともなってしまう存在。卵などの天然由来の界面活性剤と比べ、石油由来の合成界面活性剤の方が肌に残りやすい性質があるため、負担が大きいと言えるのです。とは言えこれを使用しないと乳液やクリームは分離してしまうので、一切使用しないということは難しいでしょう。

これではオイルクレンジング自体が良くないことのように感じてしまいますが、オイルクレンジングが悪いのではなく、そのクレンジングのオイルの質が良し悪しを左右するのです。

ではどんなオイルならお肌に優しく安全なのでしょうか。
ご紹介していきましょう。

オススメは植物油。

植物油には余分な添加物や界面活性剤が含まれていないので、強い洗浄力による肌バリアの崩れや・肌荒れの心配がありません。栄養成分が皮膚に浸透しながら保湿していくためアトピーや乾燥肌にも安心してお使いいただけます。肌バリアを弱めない ⇒ 強い肌作り ⇒ 敏感肌・乾燥肌になりにくいというサイクル。さらに、肌や毛穴がクリアな状態になり、スキンケアで使う美容成分が浸透しやすくなるので、美容成分の持っている効果的な部分を最大限お肌に与えやすくなります。

全ての肌質に合うため、使いやすい植物油。
特に杏仁(アプリコット)はアプリコットカーネルオイルは、さらさらした質感で非常に滑りの良い植物オイルです。ビタミン、ミネラルなどの栄養分を豊富に含み、木目が細かい肌触りで、フェイシャルマッサージ用として最適です。優れた皮膚軟化作用があり肌の再生能力も高いため、クレンジングにも向いています。スイートアーモンドオイルによく似た性質を持ちますが、より粘性が低くサラサラとした使い心地です。

オレイン酸の含有量が約65%、リノール酸も30%程度と高い数値の豊富な含有量で、使い心地がサラッとしており浸透力も高いという特徴があります。このような性質から、どのようなタイプの肌にも使用できる万能オイルですが、特に乾燥肌に適していると言えます。また最もマイルドなキャリアオイルで、赤ちゃんへの使用にも大変適したオイルです。

また、イボに効くという言われており、イボ取りのオイルとしても有名。
生産量が少なく、価格はやや高めとなっています。

杏仁オイルの他にもキャリアオイルにはとてもたくさんの種類があり、中にはわたしたちに馴染みのあるオリーブオイルや、椿油・ホホバオイル・アルガンオイルなども含まれています。

正しいクレンジング

使用量はメーカー指定の「適量」を守りましょう。少なすぎると肌を過剰にゴシゴシとこすったり、落ちにくいために必要以上に長く肌に乗せていることになります。

クレンジングオイルを手に出す前に、「乾いた手のひらで」使用するものなのか、「お風呂場・濡れた手でもOK」なのものなのか、確認しておきましょう。
「乾いた手のひらで」と記載のある場合は、必ず手を拭いて、水気のない手のひらにクレンジングオイルを出します。
「お風呂場・濡れた手でもOK」と記載のある場合も、できるだけ手についた水を振り払ってから、クレンジングオイルを出すようにしてください。
クレンジング前にクレンジングオイルに水が加わってしまうと、メイクが落ちにくくなってしまうことも考えられますので注意します。

1:皮脂量が多く肌に厚みのあるTゾーン(額から鼻)にクレンジング剤を乗せ、やさしくメイクとなじませます。汚れがたまりやすい小鼻は指の腹を使ってクルクルと。

2:次に乾燥しやすいUゾーン(顎から両頬)に乗せ、やさしくメイクとなじませます。

3:目元、口元にも乗せ、特にやさしくメイクとなじませる。
クレンジングの全工程は、1分強を目安に行いましょう。
皮膚の表面にある角質層は、約0.02mmと非常に薄いため、摩擦による影響を受けやすい部分です。長すぎず、強くこすりすぎずを意識して、お肌への負担とならないよう気をつけると◎。

3:オイルを乳化させる
乳化とは、写真のように、透明のオイルに水を加えることでオイルと水が混ざり合い、白く濁る現象を言います。
水を数滴加えて乳化させることで、下の図のように水がオイルに包まれた状態から、オイルが水に包まれた状態に変わるといわれています。
メイクをなじませる前に乳化を行ってしまうと、メイクが落ちにくくなることがあります。
クレンジングオイルとメイクをなじませた後、洗い流す直前に行うことをおすすめします。
乳化は、メイクの落ちをよくするためではなく、なじませたオイルとメイクをきれいに洗い流すために必要な行為だとされています。
洗い流すための準備をしておくことで、より簡単・きれいに洗い流すことができます。
乳化をしないでいきなり水ですすぐと、オイルが水をはじきやすくなり、不十分なすすぎや余計な力を入れて落とすことにつながることもあるので、意識して乳化を行いましょう。

5:33度前後のぬるま湯で、肌をこすらずにすすぐ
クレンジング(メイク落とし)をすすぐときの水温は、常温に近い状態のぬるま湯をおすすめします。
熱いお湯ですすぐと、しっかりクレンジングできる気がするかもしれませんが、必要な皮脂までも落としすぎてしまうことがあるといわれています。
必要な皮脂が洗い流されてしまうと、肌が乾燥し、その状態が続くと肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、インナードライ肌の原因に。
また、冷たい水でのクレンジングは、毛穴が引き締まるような気がするかもしれませんが、クレンジングの際のメイク落としの洗浄成分やメイク汚れが落ちきらないことがあり、洗い残しが肌の負担となることがあります。
クレンジング(メイク落とし)をすすぐ際は「少し冷たいかも?」と感じるくらいのぬるま湯を使うようにしましょう。

6:タオルで拭き取る
洗顔後の肌は、クレンジングを行ったことによりうるおいが奪われ、剥き出しでとても無防備な状態です。
タオルでゴシゴシこすったりせず、肌触りの滑らかなタオルを肌に当て、水気を吸いとるようにして拭き取っていきましょう。

正しいクレンジングケアが美肌の土台に

クレンジングは基本的に毎日行う方が多いでしょう。
特にメイクをしている日は必ずその日のうちにクレンジングをし、メイク落としてから寝る習慣をつけましょう。

疲れが抜けなかったり、ついついお酒を飲み過ぎてしまったり、、メイクを落とさずに寝てしまいたい日、ありますよね。
「今日くらいは平気」と思っていても、日中からメイク料がずっと肌に乗った状態は、肌にとって理想的とは言えません。また、メイクだけではなく外気のホコリ、チリ、排気ガスなど、目に見えない汚れなども付着していますので、帰宅したときの肌は汚れたっぷりな状態です。

どんなにつらくてもだるくても面倒でも、帰宅したらすぐにクレンジング&洗顔をしてメイクと汚れを落としましょう!そして、その後ゆーーっくりおやすみくださいね☆

毎日の積み重ねが、3年後・5年後・10年後のシミやしわなどの原因をつくってしまうことになりかねません。

どれだけ成分にこだわったお化粧品や高級な美容液を使用しても、お肌が素になるクレンジングで肌表面を痛めていては全てがムダになってしまいます。油分を含んだメイクをする限り、クレンジング剤を使っていくことは必須。クレンジング方法や製品を見なおし、上手にお付き合いをして、お肌の状態を上向きにしていきましょう♪

1日の終わりにメイクをしっかり落とすことで、翌日のすこやかな肌をキープすることができます。
今までなんとなくクレンジングオイルを使っていたという方は、ぜひ今夜から試してみてください!

忙しい現代女性に「アプリア クレンジングオイル」

メイクはもちろん、くすみの原因となる古い角質や毛穴の汚れをスッキリ落とすには、オイルニよるクレンジングが一番!アプリアクレンジングオイルは南フランスで育まれたアプリコットオイルをベースに、ABマーク無農薬認証のカモミール精油を配合。もちろんお肌の負担となる石油系合成科界面活性剤、鉱物系・石油系オイル、化学香料は不使用。
軽く馴染ませるだけでしっかりメイクや毛穴の奥のメイク汚れ・皮脂汚れまですばやく浮き上がらせて落とします。

厳選された植物オイルをベースにしたアプリアクレンジングなら、必要な皮脂はそのままに高い保湿力を保ち、乾燥する季節にもしっとりと潤いキープ!
お肌を大切にしながらしっかり落とす、贅沢なアロマクレンジングです。