Nov 19, 2021
新型コロナウイルスの感染状況も減少傾向にまり、明るい兆しが見え始めた今日このごろ。と同時に2021年の冬はかつてないほどのインフルエンザ大流行の可能性があるとの発表がありました。原因はインフルエンザワクチンの供給不足。コロナウイルスの感染も落ち着いたとはいえ、まだまだ油断のできない状況が続くなか、ツインデミックの可能性が各国で心配されているそうです。
ワクチン供給が十分に国民に行き渡らない心配があるなかで、自分や大切な人を感染から守るために、私たち個人にできることは何でしょうか。
巷には免疫効果や、あたかもコロナウイルスを死滅させるような謳い文句の商品がこのコロナ禍の中溢れています。実際に効果の高いものもあれば、全く意味のないものも存在するのも確かです。
皆さんも一度は聞いたことのある「マヌカハニー」。特にこのコロナ禍の中、自己免疫力UP効果の高さから特に耳にする機会が増えたかと思います。
この「マヌカハニー 」こそ先述させていただいた謳い文句の相違のある商品があることが懸念される商品の一つ。正しい知識と選ぶ基準を知っておくことが大切です。
今回はそんな「マヌカハニー」について詳しく掘り下げ、ご紹介していきます。
マヌカハニーとは
マヌカハニーとは、主にニュージーランドに自生する植物「マヌカ」の木に咲く花の蜜から作られた、はちみつのこと。花が咲いている期間は約4週間で、マヌカハニーが採取できるのも1年を通してこの4週間だけということになります。このマヌカだけが自生している原生林で蜂を育て、他の花の蜜と混ざらないように作られたのが、マヌカハニーです。
ニュージーランドでしか採取できないうえ、採取できる期間も限られている世界でも類を見ない特別なハチミツです。
ニュージーランドの先住民族マオリ族は、その優れた薬効から万能薬として用い、この木を「復活の木」という意味の「マヌカ」と名付けます。そして1000年以上前から現代にいたるまで、マヌカの木はニュージーランドの人々に大変重宝されてきたのです。
マヌカの木には、マヌカハニーの原料である花の蜜だけでなく、葉や木の幹・樹液など木のあらゆる部分にさまざまな効能があるとされています。ニュージーランドの先住民族マオリ族は、マヌカハニーを部族の秘薬として、傷ややけどをはじめいろいろな病気の治療に用いていました。今でもニュージーランドでは医療用のマヌカハニーが存在し、実際に治療に使用されています。先住民マオリ族たちは、その葉を解熱や外傷の治療に使い、近代では大戦中のニュージーランド兵士たちが常にマヌカオイルを携帯し、飲み水に垂らして病原菌の感染から身を守ったという逸話まで存在します。古くからその薬効が信じられてきた特別な木なのです。
マヌカハニーの効能
マヌカハニーには他のはちみつには含まれていない2つの成分が含まれています。それは「シリング酸メチル」という抗酸化物質と「メチルグリオキサール」という抗菌物質です。
特に「メチルグリオキサール」は、この成分によって一般的なはちみつよりも強力な抗菌作用、抗ウイルス作用、消炎作用、細胞活性化作用が期待できます。
マヌカの健康効果は医学的にも根拠があるとわかっています。
その優れた効能をご紹介していきます。
●感染症の予防 マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールには、病原菌やウイルスなどの増殖を抑制し、除去する働きがあります。そのためインフルエンザウイルスなどによる感染症の予防に有効性が高いと考えられています。さらにビタミンB1 ・B2・B12・ビタミンC・ナイアシンなどのビタミン類や、カルシウムやリンといったミネラル・アミノ酸なども豊富に含まれており、栄養価が高く、滋養強壮に適しています。
●近年、胃がんや胃潰瘍などの胃腸疾患の原因菌であることが判明したピロリ菌。非常に強い菌として知られますが、メチルグリオキサールの殺菌作用は、このピロリ菌に対しても有効であると考えられています。また、抗炎症作用のあるシリング酸メチルには、ピロリ菌が生成する活性酸素を除去する働きも期待されています。
●整腸作用 メチルグリオキサールは腸内で悪玉菌の増加を抑制し、乳酸菌などの善玉菌を活性化させる働きがあるため、腸内環境の改善にも有効と考えられています。また、大腸菌やサルモネラ菌といった食中毒の原因となる有害な菌の増殖も抑制するといわれています。
●切り傷ややけど、炎症の改善 メチルグリオキサールが傷口の雑菌の繁殖を抑制し、シリング酸メチルなどが抗炎症作用を発揮するため、切り傷ややけどなどの外傷に塗ると治りが早くなると考えられています。
●口腔内のトラブルを改善抗菌作用をもつマヌカハニーは、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑制し、歯垢や歯肉炎を減少させることで、虫歯や歯周病を防ぐといわれています。また、マヌカハニーには抗炎症作用もあるため、口内炎に塗ると痛みや腫れを和らげる作用も期待できると考えられています。
先ほどもご紹介させていただきましたが、ニュージーランドでは医療用マヌカハニーが存在し、さまざまな症状の治療にも使われています。では家庭用と医療用のマヌカハニー で何が違うのでしょうか。
基準となる数値や基準
マヌカハニーを手に取ると、必ず数値が数字とアルファベットが記されています。
代表的なものはアルファベットで「MG(O)」と記載がされているもの。この「MG(O)」はニュージーランド政府公認のもので、このマークが表示されている商品は、専門の検査機関を通して品質管理が行われたものであることを示しています。さらにこのマークと一緒に記載されている数字は、数字が大きければ大きいほど殺菌・消毒効果も高いことを意味します。
●MG(O)
MGOとはメチルグリオキサール(METHYLGLYOXAL)のことで、マヌカハニー1kgあたり、メチルグリオキサールがどれくらい含まれているのかを表しています。抗菌作用をもたらす物質=メチルグリオキサール(MG)の量(mg/kg)を数値で表したものです。例えばMG(O)100と記載があるものは、1kg当たり100mg含まれている、という意味になります。
最近では安価で販売するために色々な場所から集められたマヌカハニーを工場でブレンドする業者や、そもそもマヌカの蜜ではない偽物を販売する悪質な業者も存在し、ニュースでも取り上げられました。毎年ニュージーランドでは1,700トンのマヌカハニーが生産されているそうなのですが、世界で「マヌカハニー」と名前の付いた商品は毎年10,000トン以上売られていることが分かりました。生産と販売の数が大幅に合いませんね。
これだけ健康増進効果が期待され、且つ希少なマヌカハニーはMGOの数値が高いほど商品価値は上がり高額になります。用途にあったマヌカハニーを適正価格で購入するためにも、このマークの意図するところをきちんと理解することが大切です。
AiBのマヌカハニー
AiBがお届けするオーガニックマヌカハニーはニュージーランド農水省が認める100%オーガニックの証「Bio-Gro」の認証を得ています。
Bio-Gro (バイオグロ) はニュージーランドで最もよく知られたオーガニック認証機関です。Bio-Groのオーガニック認証基準は非常に厳しく、動物実験、遺伝子組み換え、日常的な合成農薬の不使用、さらに合成肥料、殺虫剤、抗生物質などの投与や照射を行ってはならないとされています。
認証にあたっては書類審査のほか、養蜂場、巣箱、梱包施設、倉庫、店舗、製造工程がオーガニック基準の要件を満たしているかどうか立ち入り検査が行われ、3年連続で審査に合格して初めて正式認定となります。
●1年目(C0):Registration (登録)
●2年目(C1):Conversion status (オーガニック移行中1)
●3年目(C2):Conversion status (オーガニック移行中2)
●4年目:BioGro正式認定
正式認定を受けた業者は、毎年厳しい査察を義務付けられ、それをクリアし続けることでBio-Groマークを表示することができるのです。
こうした非常に厳しく長い道のりを経て、基準を満たした商品だけが付けることを許されているBio-Groマーク。品質・安全性はもとより、消費者が安心して本物を選ぶことができる信頼の証でもあります。
そして安全安心のこだわりは、容器にまで。ハチミツに限らず、市販されているプラスチック容器入りの商品は、有害物質の浸出が危険視されています。殺菌・抗菌作用の高いマヌカハニーやプロポリス等は安心して長期保存できる材質のガラス容器で保存しなければ意味がありません。
品質一番が信念のAiBは全ての商品において、安心のガラス容器にこだわっています。
ひとさじの健康法
マヌカハニーは、毎日たったひとさじ。ティースプーン1杯ずつを舐めるのがオススメではありますが、マヌカハニーは薬ではないので、制約はありません。
時間も食べ方も、量も自由!熱を加えても抗菌パワーが落ちることはないので、コーヒーや紅茶に溶かしても大丈夫。お料理にもぜひぜひ取り入れてみてください。
農場・工場地帯から遠く離れ、農薬や化学物質に一切侵されることのない、手つかずの自然環境にハチミツの巣箱を設置した、マヌカ花蜜100%・無農薬100%の高品質マヌカハニーだからこそ、体が持つ自己免疫力を最大限に高めることができます。
ぜひコロナウイルス対策として、毎日の健康維持として、うがい・手洗い・マヌカハニー。
新習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。