Apr 30, 2021

オイリー肌は間違い?そのテカテカ、実はインナードライ肌かも!

実は、大人の女性でご自身の肌タイプが「脂性肌」とおっしゃる方のほぼ全員に「混合肌・インナードライ肌」である可能性が高いといえるのをご存知ですか?

そもそも「脂性肌」とは【油分も水分も多い】状態ですが、実際は「インナードライ肌(混合肌)」という方がほとんど。脂性肌と勘違いしたままお肌に潤いを与えないでいると、肌内部はどんどん乾燥してしまうので注意が必要です。インナードライ肌とは、肌内部の水分が不足していて、肌表面の皮脂が過剰に分泌されてしまっている状態のことをいいます。「お肌がベタベタするから脂性肌」と思われがちですが、インナードライ肌のように、肌に潤いが足りないことが原因で皮脂が過剰に傾き、ベタベタ感を感じるといったケースが非常に多いのです。

ご自身がどんな肌質かということは、お肌に触れる全てのアイテムを選ぶ際の基準となりますよね。ですが、生理周期によってベタつく時期もあれば、ストレスや睡眠不足、食事内容によっても左右されることもあったり…何が正解なのか分からず、「私は○○肌」と思い込んだまま、本来の肌質に合わない間違ったスキンケアを続けてしまっている方がとても多いのです。

大切なのは各肌質の特徴を知り、自分の本来の肌質はどれなのかを見分けること。
スキンケアは食事と同じ。毎日のスキンケアはお肌にとって朝食であり夕食なのです!本当に肌が求めるスキンケアを与えることができたら、もっと自分のお肌と仲良くなれて、違った一面を見せてくれるかもしれません。

まずは肌質にはどんな種類があるのか、みていきましょう♪

肌タイプは大きく分けて4種類。それぞれの特徴をご紹介。

◉乾燥肌
油分・・☆☆☆
水分・・☆☆☆

水分・油分ともに少なく、お肌のバリア昨日が低下しているタイプ。小さな刺激で簡単に皮膚トラブルを引き起こしてしまう。

◉脂性肌(オイリー肌)
油分・・★★★
水分・・★★★

うるおい・弾力はあるが、脂っぽくベタつく。キメは粗く、Tゾーンや頬の毛穴の開き、黒ずみ毛穴などが目立つ。午後にファンデーションが崩れやすい。

◉混合肌(インナードライ)
油分・・★★★
水分・・★☆☆

比較的キメは粗く、部分的もしくは全体的にカサカサ・ゴワゴワしている。Tゾーンや頬の毛穴の開きが目立つ。皮膚が硬く、ファンデーションが崩れやすい。

◉普通肌
油分・・★★☆
水分・・★★☆

うるおいにより適度なツヤがあり、なめらか。キメが整っており、やわらかい。毛穴はTゾーンくらいしか目立たない。ファンデーションののりがよくヨレや崩れなどが気にならない。

いかがでしたでしょうか。
こうしてみても、オイリー肌とインナードライ肌の症状が非常に似ていて、勘違いしてしまうのも頷けますね。実際にご自身のお肌で診断してみましょう!

タオルドライのお肌でアナタのタイプを診断♪

まずは洗顔後、タオルドライした肌状態で診断してみましょう。
10~20分何もつけずに放置してからセルフチェックを行います。

✔︎ツッパリ感はあるか?
✔︎目元などの細かいシワが気になるか?
✔︎Tゾーンの毛穴から皮脂は出てくるか?

以上3点がポイントとなります♪

◉乾燥肌
ツッパリ感・・★★★
小ジワ・・★★★
Tゾーンのテカり・・☆☆☆

◉脂性肌(オイリー肌)
ツッパリ感・・☆☆☆
小ジワ・・☆☆☆
Tゾーンのテカり・・★★★

◉混合肌(インナードライ肌)
ツッパリ感・・★★☆
小ジワ・・★☆☆
Tゾーンのテカり・・★★☆

◉普通肌
ツッパリ感・・☆☆☆
小ジワ・・☆☆☆
Tゾーンのテカり・・☆☆☆

いかがでしたでしょうか?
ご自身が思っていた肌質と違った、という方も多いのではないでしょうか・
体調や生活習慣、季節でも変わってきますので、定期的にセルフチェックを行うのもおすすめです。

脂性肌とインナードライの違いは?

脂性肌とインナードライは皮脂量が多いという共通点があるためよく間違われる、というお話しをさせていただきました。そこをもう少し掘り下げていきましょう。

インナードライ肌は水分不足により皮膚の保護作用で過剰に皮脂が分泌されている状態。
皮膚表面は皮脂でベタついているのに、角層の水分量が不足していて乾燥している状態のこと。一見油っぽい肌に見えるのですが、実は、角層の中(インナー)は水分不足で乾燥(ドライ)していることから「インナードライ」といわれています。

この水分と油分の分泌量のバランスが良いと、ベタベタもカサカサもせず、肌はもっちり♡うるうるに潤った状態を保てるのです。しかし水分の分泌量が少なく皮脂が多いとバランスが崩れ、余った皮脂が皮膚表面を覆ったようになります。そうなるとお肌はテカテカ。この状態を潤い不足からくる皮脂の過剰分泌ではなく「オイリー肌」と決めつけてしまう方が大変多く、間違ったスキンケアを続けてしまうことで、ますますインナードライ肌を進行させてしまいます。

また水分不足になると古い角質が自然に剥がれ落ちることができません。この角質がめくれ上がった状態が「皮ムケ」です。剥がれ落ちることが出来ず、行き場のない角質の行き先は毛穴。こうして古い角質は毛穴を塞ぐため、角栓による毛穴の目立ちとなるケースも多く見られるのもこの肌質の特徴です。

まず共通の特徴として、

・毛穴が目立つ
・ベースメイクがのらない
・化粧くずれがおきやすい
・皮膚表面の皮脂が空気で酸化して赤みがある

などなど、どちらも厄介な特徴ですね。
でもこれだけ似ていれば勘違いしてしまうのも納得です。

それでは次に違いですが、インナードライは

・部分的なかさつき感やガサガサ感
・部分的な皮脂のベタつき
・かさつき感やガサガサ感が進行した皮ムケ
・ゴワつき
・しなやかさのない硬い肌
・夕方になるとくすみやすい

などがあげられます。インナードライ肌は「混合肌」とも言われるだけあって、部分的に全く違った症状が出てくるのが特徴。バランスの崩れがまさに出ている状態、と言えます。

インナードライ肌になってしまう原因は?

◉間違ったお手入れ
肌は乾燥すると保護作用で過剰に皮脂を分泌します。この状態を「脂性肌」と勘違いし、乳液やクリーム等のうるおい成分が多く配合されているスキンケア製品を使用しないことがあげられます。乳液やクリームを使わないでいると、せっかく化粧水で与えた水分も保湿成分もすぐに蒸発してしまい、乾燥が進みます。乾燥するとまた皮脂が過剰に分泌するという悪循環が起こっているのです。

◉睡眠不足
「成長ホルモン」という言葉を聞かれたことがあると思います。成長ホルモンとは睡眠中に分泌するホルモン。皮膚細胞を構成するたんぱく質の合成を盛んにし、細胞に栄養を与え、肌のダメージを修復する働きを持っています。熟睡できて時間もたっぷりとれた翌朝の肌状態は、「やっぱり違う」、と感じた経験をお持ちの方も多いはず。
反対に、睡眠が不足すると成長ホルモンは分泌されなくなるため、肌荒れなどの様々なトラブルが起きます。睡眠不足の翌朝は水分が少なく、過剰に皮脂が分泌される状態に傾きがちになります。この状態もインナードライといえます。

◉偏食
脂質の多いものの摂り過ぎは、皮脂を過剰に分泌する原因となります。おいしい食べ物=油っぽい食べ物だりしますよね。全く食べないようにしなければならない訳ではないので、摂り過ぎに注意しバランスの良い食生活を心がけましょう。

◉ストレス
ストレスが強くなると自律神経が乱れ、体に不調をきたすようになります。皮脂の過剰分泌も症状の一つとして起こる可能性大。。また血行不良になり、老廃物も溜まりやすくなります。上手に排出されない老廃物は毛穴からも出て行こうとするので、吹き出物もできやすくなります。

インナードライ肌を毎日のスキンケアで改善する方法

混合肌を普通肌へ近づけるために、兎にも角にも水分補給。
最後には必ずクリームでフタをしてあげましょう♪

◉化粧水は、顔全体にたっぷりと。
はじめにメーカーの推奨する量を、コットンを使用して顔全体につけます。手使用よりもコットンがおすすめなのは、コットンの方が手使用よりも一度に肌に塗布できる化粧水の「量」が多いためです。コットンの繊維が刺激になる方は、手でもOK。逆に手での使用を推奨されている商品もありますので、その場合はメーカーの使用方法に準じてください。
そのあと皮ムケしている部位・毛穴が目立つ部位・ベタつく部位には手のひらに化粧水を出し、指ですくって重ねづけを。塗布後、手で触れた際にもっちり感・ひんやり感を感じる状態がうるおい満タンの合図です♪

◉クリーム
メーカー推奨の基本の量を塗布しましょう。
油が浮きやすい部位は量を減らすか、テクスチャーの軽いものをつけるなど、調整してもOK。とはいえ、全くつけないのはNGです。せっかく頑張って与えた水分がすぐ蒸発して、また過剰に皮脂が分泌される原因となります。

◉クレンジング料はオイルタイプがおすすめ
硬くなった皮膚に入り込んだベースメイクや汚れをしっかり取り除くことが必要なので、肌なじみがよく、汚れをしっかり落としてくれるクレンジングを選ぶのがおすすめです。メイクやUVクリームは油溶性の汚れ。油の汚れは油で取るのが基本です。オイルクレンジングが敬遠される理由の一つとして、肌が乾燥することが挙げられますが、それはベースオイルの質が原因。市販の安価なクレンジングオイルのほとんどに使用されている石油系オイルは、高すぎる洗浄力でお肌に必要な潤いまで取りすぎてしまいます。ですが、植物由来のオイルをベースにしたクレンジングオイルなら、お肌の潤いはしっかり残したまま、汚れはしっかりと落としてくれるので、実はお肌に一番負担をかけないクレンジングなのです。植物オイルには保湿力もあるのでも、肌をやさしくほぐしていたわりながら、キメの隅々に入り込んだ汚れもしっかり取ることができます。

◉洗顔料は充分な泡を作って短時間で終了する
水分不足な状態であるインナードライは、本来は剥がれ落ちているべき不要な角質が剥がれ落ちずに皮ムケした状態となり、皮膚表面に残っている可能性が大ということをお話いたしましたが、不要な角質は洗顔料でしっかり洗い流しましょう。
しっかり、と言ってもゴシゴシ擦ることは肌にダメージを与えますので、力の入れすぎには注意を。充分に泡立てた後、泡をクッションにして内側から外側に向って円を描いていくようしましょう。時間の目安としては20~30秒、これで汚れも過剰に分泌されてしまった皮脂もしっかり取れます。

「丁寧に行う」ことと「時間をかける」ことは、必ずしもイコールではありません。ただし、小鼻などの細かい部分は洗い残しがないよう気をつけてください。

「水分保持機能を改善すること」が美肌への近道。

角層の水分量を安定させることで、化粧水をたっぷり使うことはもちろんですが、ぜひ取り入れてほしいのが「水分保持能を改善する」お手入れを取り入れること。

「水分保持能」とは水分を抱え込み、蒸発させないようにする能力のことで、いわゆる肌の「保水力」。この水分保持能のパワーは、大きくは細胞間脂質の「セラミド」により保たれています。つまりセラミドが充分にある肌は、水分保持能が高いため、化粧水などで与えた保湿成分を角層内に長時間留めることができ、うるおい状態を長く保つことができます。

反対にセラミドが少ない肌は、一旦保湿成分を取り込みますが、水分保持能が低いために、角層内に保湿成分を長時間留めることができず、すぐに肌が乾いてしまいます。つまり細胞間がスカスカのザル状態になっているので、保湿力の高い化粧水をつけて保湿したとしても、その効果を長く留めることができないのです。

そこでオススメなのが「APRIAGEモイストスーパーローションS」。
潤うチカラを支える9つの植物エキスをベースに、肌老化に働きかける4つの成分を配合。シワや弾力、シミ・くすみといったお肌の悩みにアプローチする優れたローションです。

もちろん肌に負担をかけるような石油系合成成分・パラベン・フェノキシエタノールは無配合。香料も着色料も一切使用していません。敏感なお肌の方にも安心してお使いいただけるよう、お肌へのやさしさをとことん追求した化粧水なのに、お肌にしっかりうるおいを与えます。

モイストスーパーローションSでたっぷりとお肌に水分を与えた後は、「APRIAGE 薬用オイルS」のご使用がおすすめ。ローションの成分とオイルの成分が結びつき、お肌に密着、肌内部の水分が蒸発しないよう肌の表面に薄いヴェールのような膜を作り素肌を守ってくれます。

植物のチカラにこだわり、保湿力・驚きも浸透力でお肌がどんどん潤う化粧水。
ぜひお試しください。