Jun 15, 2021
梅雨時期は天気が崩れやすく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるシーズン。
湿気によって実際の気温と体感温度に差が生じ、体調を崩しやすい季節です。
この気圧の変化は自律神経と密接に関係しており、自律神経は女性ホルモンと密接に関係しています。女性ホルモンが乱れると肌荒れを含め、女性にとって嬉しくない様々な症状を引き起こす原因となります。
また雨の日も多くなり、さらに気温も日に日に上昇。ムシムシ・ジメジメした日が続き、毎日のエアコンも必須になってきます。ひんやり気持ちの良いエアコンも、長時間当たっているとお肌の乾燥や自律神経の乱れを引き起こす原因となってしまいます。かと言って我慢してエアコンを使用ぜず、ジメジメした環境はカラダにもココロにも最適とは言えません。
そこで今回は、天気や気圧の変化によって引き起こされる体調不良の原因とその症状について解説していきます。このカラダにとって過酷なシーズンを乗り切るためにはどういった対策をしていけば良いのか、ご紹介していきます。
その症状、「気象病」かも!?
天気や気圧の変化がなぜ体調に影響を与えるのか。それは、天気と気圧の変化に私たち人間の体が無意識のうちにストレスを感じるため。私たちの体内では、ストレスを受けるとまず自律神経が刺激を受けます。自律神経は体を活発にする交感神経と、リラックス状態にさせる副交感神経があり、この2つの神経がバランスをとりながら、さまざまな器官の働きを担ってくれているのです。そして自律神経は自分でコントロールすることができないため、自覚のないストレスでも勝手にバランスが乱れてしまいます。
こういった天気や気圧の変化や高湿度によるさまざまな症状は、「気象病」とも呼ばれ、特に女性に多く見られるといわれています。
また気象病には「寒暖差疲労」もあります。
一般的に、7度以上の温度差があると、人間の体はうまく適応できないといわれます。
天候不順で梅雨寒と真夏日が交互に現れたり、冷房の使用で屋内外の温度差が大きくなったりすると、体温を一定に保つのにエネルギーを使うため、疲れがたまりやすくなるのです。
交感神経は、気圧の変動や寒暖差に抵抗するために働きます。しかし、交感神経が優位な状態が続くと、緊張状態が続くためエネルギー消費も増加。疲労やだるさを感じやすくなるだけでなく心身が緊張状態になるため代謝が滞り、さまざまな不調が起こりやすくなるのです。
こういった不調を起こしやすいのは主に「気圧が低下するとき」といわれていますが、反対に気圧が上昇することで具合が悪くなる人もいるようです。
自律神経が乱れるとどのような不調が出てくるのでしょうか。
自律神経の乱れで引き起こされる症状
天気や気圧の変化は、その差が大きいほど自律神経への影響も大きく、症状も重くなりやすいといいます。一例としては、頭痛やめまい、耳鳴りなどその症状は幅広くさまざま。片頭痛やリウマチといった、その人が元々持っていた慢性的な症状が現れることもあります。
この自律神経の乱れの原因の一つに「女性ホルモン」があります。自律神経失調症が男性より女性に多く発症するのはそのためです。
大脳の視床下部というところが交感神経と副交感神経の働きを支配する「自律神経」をコントロールしています。
この視床下部のすぐ近くにある脳下垂体では様々なホルモンを分泌していて、視床下部はこの脳下垂体もコントロールしているのです。逆に視床下部がホルモンの影響を受けることもあるため、ホルモンの変化のリズムが自律神経の働きにも影響を及ぼします。ホルモンのバランスが不安定になると、それにつられて自律神経のバランスも不安定になってしまうのです。
夏のお友達、エアコンとの上手なお付き合いを
女性ホルモンが自律神経のと深く関わりがあることをお話してきました。
ではその女性ホルモンが乱れるのはどんな時なのでしょうか。
ストレスや様々な要因がありますが、この時期に一番多い原因は、「冷え」。
蒸し蒸しするこの季節、暑い夏を乗り切るためにエアコンは必需品ですよね。しかし、快適に過ごすためのエアコンも、快適を通りこして冷えすぎてしまい、害となる場合も。
エアコンによる影響を避けたいのであれば、やはり、体を冷やさないようにすることが大切です。暑い室外との温度差や、下がり過ぎた室温体内温度の調整が上手にできなくかることがホルモンの乱れや血行不良に直結。その結果、肌荒れにつながってしまうのです。
冷えによる血行不良は新陳代謝を低下させ、老廃物が排出されにくい状態にしてしまいます。老廃物が溜まることが肌に悪いのは、なんとなくお分かりかと思います。外では不要なカーディガンやショールも、エアコンの効いた室内では必須。まずは簡単に対処できることからはじめていきましょう。
またエアコンの影響は冷えだけでなく、排出される冷気もお肌の大敵です。
エアコン内部は、冷たい空気の代わりに取り込まれた温かい空気によって、結露が起こりやすくなり、カビや雑菌が繁殖しやすい環境になっています。そのため、エアコンを掃除しないまま使用してしまうと、雑菌やカビ菌が空気中に拡散してしまい、これが肌荒れの原因になってしまっていることも。みなさんのお部屋、オフィスは大丈夫でしょうか?
またエアコンは、空気中の水分を吸収するため、使い続けると室内はどんどん乾燥していきます。そんな中に長時間いれば、当然肌も乾燥します。肌が乾燥すると、メイクのりが悪くなるほか、夏場でもひどくかさつくことも。「夏場は、汗をかくから乾燥しない」というのは大間違い。むしろ、エアコンを多用する夏こそ、しっかりとした保湿ケアが重要なのです。
エアコンはデメリットはあるものの、使用するのを我慢してしまうと熱中症など他の重大な病気になってしまう可能性があります。くれぐれも暑い日・蒸し暑い日はエアコンの使用を我慢せず、賢く対処して、上手に付き合っていきましょう。
この時期乱れがちな女性ホルモンと自律神経。整えるためには何が効果的なのでしょうか。ご紹介していきます。
女性の様々な不調に!花の女王と呼ばれるバラ
ローズは、昔から薬として使われていました。
1700年頃のフランスの百科事典には、バラから採れたローズウォーターが下痢や吐血に効果があるとの記述があり、1500年頃に書かれた中国の薬学書にも、バラの原種であるハマナシの花の肝臓疾患への効能が記録されています。
このローズ、「女王」と表現されることが多々あります。
それは、ローズが「女性の病気に特に効く」と考えられていたからです。このことから「ローズ=女性」というイメージが定着、女王と呼ばれるようになった所以だと言われています。
ローズから抽出されるローズオイルやローズウォーターは、女性ホルモンのバランスを整えてくれると言われています。理由は、ローズオイルやローズウォーターに含まれる芳香成分の中に、血液の循環を良くしてくれる成分があるからです。昔から日本で婦人病を「血の道」と表現されているように、血の巡りと女性ホルモンは深い関係があります。ローズオイルやローズウォーターで血のめぐりを良くすることで、冷えが軽減する効果が期待できるのです。
女性ホルモンの乱れや冷えは、生理痛や月経周期・自律神経の乱れ、さらには更年期の症状引き起こす原因と言われています。また、ローズオイルは女性ホルモンの働きをサポートすると言われており、女性特有のお悩みを助けてくれるまさに「女王」。
その効能は摂取するだけでなく、香りでも得ることができます。
香りは脳の「考える」部分を通さず、「感じる」部分である大脳辺縁系という部位に一瞬で伝達。そして視床下部という部分へ伝わり、自律神経・免疫系・ホルモン系の働きのバランスをとることで、心身へ良い影響をあたえてくれるのです。
多くのストレスがかかった脳の働きは、バランスを崩し、情報伝達が適切に行われなくなります。 これが「脳の疲労」です。この状態に陥ると、体の指令も乱れ、心身にトラブルが発生します。ローズの香りはストレスや緊張を和らげ、心をリラックスさせてくれる働きがあります。嫌なことがあった時、イライラしている時、そんな時はローズの香りで心を落ち着かせましょう。
ジメジメ対策がカサカサ肌の原因に。そんな悪循環にダマスクローズのチカラ。
お肌が乾燥するのは冬場だけでなく、夏場も様々な要因で乾燥してしまうことをご説明してきました。保湿をおろそかにしてしまいがちなこの季節こそ、頑張っているお肌にしっかり潤いをえてあげましょう.
オススメは「The ROSE ローション R オーデリュクス」。
AiBのベストセラー商品、「モイストスーパーローションS」に配合されている杏仁エキス他、保湿力に優れた8つの植物エキスはそのままに、「オーガニックダマスクローズ」「ワイルドローズ」「ハイブリッドローズ」の3つの薔薇のエキスを贅沢に配合!
中でも「ダマスクローズ精油」は「バラの最高峰」とも言われ、精油の成分が衰え始めた肌に深くしみわたり、肌細胞を修復。その高い保湿力は乾いた素肌を潤いで満たし、みずみずしさに溢れたハリを蘇らせます。さらにビタミンA、B、C、Dなどを豊富に含有した「ワイルドローズ精油」が、肌のハリやキメを整えながら毛穴の目立ちを抑えてくれます。
また上品で優雅なバラの香りは、その香りを嗅ぐだけでも肌のキメが整いキレイになると言われます。それはローズの香りを嗅ぐことで心のストレスが緩和され、皮膚の表面にある肌のバリア機能が向上されるから。肌だけでなく、緊張やストレスで崩れてしまったホルモンバランスを整え、修復するお手伝いをしてくれます。
疲れた心を癒やすチカラに優れた、まさに女性のための精油と言えます。
しっかり保湿をしつつ、ホルモンバランスと上手にお付き合いして、内面から輝く健康美を手に入れましょう。