Oct 12, 2021

秋の乾燥ケアにおすすめのミルフィーユ塗りとは

夏が過ぎ、まだまだ昼間は汗ばむ陽気の日もありますが、最近では夜は肌寒いぐらいになってきましたね。
この秋独特の気候は、お肌が気温や湿度の変化についていけず、コンディションが崩れやすいため、スキンケアに最も力を入れるべき季節なのです。
秋は、夏の紫外線ダメージを修復し、冬の本格的な乾燥に備える準備を始めなければならない大切な期間。正しいスキンケアで季節の変わり目を迎える準備はできていますか?

今回は秋に陥りがちなトラブル肌とその原因、効果的な対処法についてご紹介していきます。

「敏感肌」と言うけれど

「秋の敏感肌」「敏感肌用」「敏感肌の方にも安心」
誰もが耳にしたことのあるこの「敏感肌」という言葉ですが、実は皮膚学的に言うと「敏感肌」の明確な定義はないのが実情です。とは言うものの、一般的な定義で言えば「さまざまな刺激に対して、感受性が高まった皮膚の状態」であると言えます。

具体的に例を挙げると

・かゆみ
・赤み
・かぶれ
・ピリピリ感
・ひりひり感

「使う化粧品によっては肌に赤みやかぶれが起きたりピリピリ感を感じる」
「仕事のストレスを感じたり、寝不足が続くとニキビや肌荒れになりやすい」
「髪の毛や服が触れると、チクチク痒みが起きる」

といった状態になりやすい肌ということになります。

この「敏感肌」は生まれつきの体質によるものなのでしょうか。

その原因は自ら招いてしまっているものも

敏感肌の原因としては、大きく分けて2通り。
生まれ持った先天性の体質的な要因と、ライフスタイルや食事の影響などにより自ら症状を招いてしまっている後天的な要因です。
この2つの要因の原因とは、

体質などの内要因(先天性)
・ストレス
・疲労
・睡眠不足
・アレルギー体質

ライフスタイルなどの外的要因(後天性)
・季節の変わり目
・寒暖座や温度差なその環境変化
・紫外線
・大気汚染
・ハウスダスト
・栄養バランスの乱れや暴飲暴食
・睡眠不足や不規則な生活など栄勝リズムの乱れ
・誤ったスキンケア
・マスクや服、髪などの摩擦

など、特別な原因とは言えないものばかり。
特に女性の場合、生理周期もこの一因となります。生理前は卵胞ホルモンが減り黄体ホルモンが多くなるため肌状態が不安定となり、かゆみやニキビなどのトラブルが起きやすい傾向があります。さらにマスクによる摩擦は、今では季節を問わず必需品であり、着用しないでいられる時間も1日のうちわずか。その他も普通に仕事や家事をして生活していれば、避けられないものばかりですね。

なぜこのような要因があると、「敏感肌」になってしまうのでしょうか。

あなたのお肌の警備隊「バリア機能」

先にご説明したさまざまな要因により「肌の水分と油分のバランスが崩れ、バリア機能が正常に働かなくなることで外部刺激に弱くなる」この状態がまさに「敏感肌」という状態。敏感肌になってしまう原因として、「お肌のバリア機能」が正常に保たれているかどうかが分かれ道となります。

「お肌のバリア機能」とは肌本来の力を発揮して、さまざまな刺激や異物、雑菌、紫外線などから身体を守ってくれると同時に、体内から水分が蒸散されるのを防ぐ働きのことを指します。

それではバリア機能が正常に働かなくなると、肌はどうなってしまうのでしょう。

角質層のバリア機能が弱ると、肌内部に蓄えられていた水分が放出されてしまい、肌のうるおいが不足してしまいます。うるおいがなくなった肌は外部からの紫外線や花粉、ホコリやウイルスなどの影響をはね返せなくなり、これらの外的要因に敏感に反応してしまうことでさまざまな肌トラブルを引き起こす、というわけです。

バリア機能を低下させる最大の要因は、なんといっても乾燥。お肌のうるおいを取り戻すことが敏感肌の予防。改善に繋がります。
この「うるおい力」を取り戻すためには、一体どうしたら良いのでしょうか。

お肌のうるおいを司る「三大因子」

上の図のように、皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されています。その中の表皮部分も角質層を一番外側にして、いくつかの層に分かれています。バリア機能はこの角質層の中で「うるおい」が保たれている状態でこそ力を発揮するのですが、この「うるおい」は以下の「三大保湿因子」によって守られているのです。ご紹介していきます。

●皮脂膜・・肌の表面で水分が蒸発するのを防ぐ
●天然保湿因(NMF)・・角質細胞内
●角質細胞間脂質(脂質)・・角質内の細胞と細胞の間を埋め、水分の蒸発を防ぐ

ぷるぷるにうるおう肌は、この保湿因子たちがバランスよく働いてこそ叶えられるのです。そしてこの保湿因子がバランスよく保たれている状態は、お肌のバリア機能も正常に機能している状態と言えます。

バリア機能を直撃する最大の外的要因は、なんといっても「紫外線」。紫外線による炎症などのダメージでバリア機能は損なわれ、三大保湿因子のバランスが崩れます。そして肌内部のうるおいを奪い、うるおいが奪われることでさらにバリア機能が弱体化してしまうと言う悪循環に陥ってしまうのです。
こうなってしまうと刺激に敏感に反応してしまう敏感肌は、いつまでたっても改善されません。

これからの紫外線は、適切な対策をすることで予防できます。ですがすでに浴びてしまった紫外線によって乾燥してしまったお肌には、どのようなスキンケアをしていけば良いのでしょうか。

オススメはミルフィーユ塗り

カラカラに乾燥したお肌は、化粧水をつければスポンジのように吸収する、そう思っていませんか?
これは大きな勘違い。実は乾燥しきった肌は皮膚が硬くなってしまい、水分さえも吸収しづらくなってしまっているのです。

こんな芯から乾燥してしまった肌には、化粧水の前にまずオイルで潤い補給を。
洗顔後にまずオイルをブースターとして馴染ませ、次につける化粧水の水分を浸透しやすくしてあげましょう。

南フランス産アプリコットを厳選し、低温圧搾で抽出したエキストラバージンオイルのみを使用したアプリアージュオイルSは、夏の紫外線ダメージで肌のバリア機能が低下し内部乾燥が進んだ秋肌にじっくり浸透していきます。

オススメのスキンケア方法は、ローションSとのミルフィーユ塗り

①オイル
②ローション
③オイル
この順番で塗っていくことで、お肌に有効成分と潤いを閉じ込めます。
アプリアージュオイルSとローションSには、どちらも良質なアプリコットエキスが配合されており、その有効性だけでなく相性も抜群!ぜひこの最強アプリコットケアの組み合わせで、冬の乾燥に向けた準備を始めていきましょう。
しみわたる保湿力をぜひご体感くださいませ。